ジャパン・カレント、SNSの投稿写真からみる地域特性にあわせた販売戦略検討に関する調査レポートを発表

2017.07.31

株式会社ジャパン・カレント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤理、以下「ジャパン・カレント」)は、写真共有アプリ「Instagram」の投稿写真やコメントに含まれる情報を解析し、販売戦略に必要な地域別のマーケット分析を行いました。

調査レポート作成の目的

SNSに投稿された写真やコメントを地域別に見ることで、その地域でより好まれているものや興味がもたれているものが何かを理解することができます。地域別の人物像を理解することは、売れ行きが振るわない地域での販売戦略を検討する際に有効な手法です。
本レポートがお客様の販売戦略の参考になれば幸いです。


調査概要

7月は、初夏ということもありInstagram※のハッシュタグ「#海」で投稿されたコンテンツの投稿に紐付けられた場所から、投稿が多い「沖縄県」、「神奈川県」、「千葉県」の3県に絞り分析しました。

海のイメージ図
対象データは、投稿全5,765,644(2017年7月10日時点)の内、2017年7月10日の週に投稿された5,000件のデータとなります。

※Instagramは、写真や動画を他人と共有するための無料SNSサービスです。画像という特性上、投稿写真にはコメントやハッシュタグなどの文字情報には表れない多くの情報が含まれ、企業にとって「今話題のモノやコトは何か」「それがどのように利用されているのか」といった消費者の動きを最も早く知ることができるツールの一つとなっています。

データから見た考察

図1:キーワードの出現頻度や相関の強さを視覚化(共起ネットワーク分析)

キーワードの出現頻度や相関の強さを視覚化(共起ネットワーク分析)した図


「全体」の投稿

自然である海は写真映えするため、カメラ女子に人気で「青空」や「雲」と共に投稿されることが多いようです。海に「癒される」といった感情のコメントも多く好印象のイメージが強いです。海外の海だと日本人に人気の高いハワイの投稿が多く、海だけではなく「美容」も合わせて楽しんでいるようです。


「神奈川」に絞った投稿(全体の19%)

7月1日に海開きをした神奈川県の逗子海岸では、他県とは異なり海の家に魅力を感じて人が集まっているようです。ビールが美味しい等、食事とともにお酒を楽しんでいる投稿が多くなっています。また、鎌倉ではカフェ、茅ヶ崎ではサーフィンを楽しんでいるようです。

「千葉」に絞った投稿(全体の4%)

2020年の東京オリンピックで新たな競技に追加されたサーフィン。開催場所も千葉県一宮市に決定しましたが、良い波を求めて千葉県にはサーフィンを楽しむことを目的に人が集まっているようです。ただし、場所が限定されるようで南房総は、サーフィンではなく旅行目的が多いようです。

「沖縄」に絞った投稿(全体の34%)

投稿数で最も多かった沖縄県。綺麗な海には、ダイビングをしに訪れ、写真映えする水中写真やサンセットを撮り「その一瞬」を投稿するユーザーが多く見られました。
日本最南端の波照間島、その美しい海はハテルマブルーと呼ばれていることも投稿からわかりました。

このように、#海(全体)で見ると見えなかったものが、地域で絞り込むことにより各地域の特性が見えてきます。


モノ造りに関する戦略

昨今では、商品開発におけるプロセスについて「モノ消費」から「コト消費」へシフトすべきといったような言葉を聞くことが増えたように思います。「コト消費」は、所有のためではなく、コース料理やテーマパークでの特別な時間や体験に価値が求められ消費されます。ニュースでも取り上げられていましたが、年初の百貨店各社が体験型福袋を発売したことも「コト消費」への動きが感じられました。

モノ消費とコト消費

ジャパン・カレントでは、体験型モノ消費=「コトをもっと楽しむためのモノ消費」の流れではないかと考えます。例えは、ロックやジャズミュージック等のフェスを楽しむ時にお酒(モノ)やミュージシャンとの共感を楽しめるグッズ(ラバーバンドやTシャツ)を身につけるとより楽しくなる。Instagramに投稿してLikeを多くもらうためにフォトジェニックなモノを食べたり、モノを買う等です。

体験型モノ消費(モバイルバッテリー)

モノを買ってもらうには、トレンドを知り、少しずつ形を変えていく「モノ造り」や「ターゲットに届ける方法」が重要です。ジャパン・カレントでは、このトレンド調査とターゲット設定にSNSを活用することで販売戦略を支援することができると考え、SNS画像解析サービスの提供を開始いたしました。

今回は、地域別のマーケット調査の一部をご紹介しましたが、今後はSNSを活用したターゲットの設定方法等もご紹介していきたいと思います。


本レポートで用いた分析手法は、当社サービス「SNS画像解析サービス」を使用して分析を行いました。SNS上に投稿された情報から「利用シーン」「人物」「物」などに分類してそれぞれの言葉の結びつきを分析し、トレンドなどを「見える化」することが可能です。

AIを活用したSNS画像解析サービスの詳細は、Webサイトをご覧ください。
 http://www.japan-current.com/services/sns-analytics/


ジャパン・カレントは、今後もマーケティングにITを組み合わせることで新たな価値を提供していく取り組みを続けてまいります。


株式会社ジャパン・カレントについて
 ジャパン・カレントは、デジタルマーケティングサービスプロバイダとして2015年に株式会社ラックの子会社として設立。以来、「顧客分析」「効率的な広告の出稿支援」「コンテンツ制作」「SEO対策」「マーケティングオートメーション活用支援」を始め、デジタル領域での売上向上/販売促進支援など、当社が得意とするデータ分析力でお客様のマーケティング活用を支援しています。なお、親会社であるラックは、サイバーセキュリティ分野におけるリーディングカンパニーです。


*デジタルマーケティングサービスプロバイダは、株式会社ジャパン・カレントの国内における登録商標です。
*本リリースに記載している会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。

■この件に関するお問い合わせ先
株式会社ジャパン・カレント(担当:中大路 智崇)
Tel: 03-6757-0170(月~金:9時~17時)
e-mail:press@japan-current.com

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